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診療時間
9:00-12:00 /15:00-19:00
休診日
木曜日

ワクチン・予防

Vaccine

ワクチン接種

ワクチン接種は、愛犬や愛猫をさまざまな感染症から守るための、最も効果的な予防法のひとつです。
ワクチンを接種することで、犬や猫の体は特定の病原体に対する免疫をつくり、感染症の発症リスクを大きく下げることができます。また、万が一感染した場合でも、重症化を防ぎ、時には命を救うことにもつながります。
特に、子犬や子猫は免疫力が未熟なため、感染症への注意が必要です。一度感染してしまうと、治療には多くの時間や費用がかかり、ワンちゃん・ネコちゃん自身の負担も大きくなります。
さらに、狂犬病やレプトスピラのように人にも感染する「人獣共通感染症」を防ぐ意味でも、ワクチン接種はとても重要です。ご家族と地域全体の健康を守るためにも、定期的なワクチン接種をご検討ください。

混合ワクチンの種類

当院では、犬用5種・6種・8種の混合ワクチン、猫用3種の混合ワクチンをご用意しています。
ドッグランでほかの犬と遊ぶ機会が多いワンちゃんや、飼い主様と一緒に山歩きをするワンちゃん、また外へ出てしまうことがあるネコちゃんは、感染症の原因となる病原体に触れるリスクが高くなります。
そのため、幅広い感染症を予防できる混合ワクチンの接種をおすすめしています。

犬の混合ワクチン

混合ワクチン成分 5種 6種 8種
ジステンパー
犬伝染性肝炎(A1)
犬伝染性喉頭気管炎(A2)
犬パラインフルエンザ
犬パルボウイルス感染症
犬コロナウイルス感染症
レプトスピラ感染症(イクテロヘモラジー)
レプトスピラ感染症(カニコーラ)

犬の混合ワクチン費用

犬8種
ワクチン
8,500円(税込9,350円)
犬6種
ワクチン
7,000円(税込7,700円)
犬5種
ワクチン
6,300円(税込6,930円)

猫の混合ワクチン

混合ワクチン成分 3種
猫汎白血球減少症(伝染性腸炎)
猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)
猫カリシウイルス感染症

猫の混合ワクチン料金

猫3種
ワクチン
4,200円(税込4,620円)
猫5種
ワクチン
お問い合わせください(要予約)

フィラリア予防

フィラリア症とは

フィラリア症とは、犬の心臓や肺の血管に寄生する、長さ15~25cmほどの寄生虫(フィラリア、犬糸状虫)によって引き起こされる感染症です。
猫やフェレットに寄生することもあります。

フィラリア症の感染経路

フィラリア症は、主に蚊が媒介し感染が広がります。
日本でも、蚊が多い地域では予防をしない場合、数年以内に多くの犬が感染するとされています。
また、フィラリアは犬だけでなく、猫やフェレットにも寄生することがあり、場合によっては重い症状を引き起こすこともあります。

フィラリア症になると
どんな症状になるの?

  • 慢性症の場合

    フィラリア症が慢性化すると、心臓の働きが低下し、全身の臓器にうっ血(血液が滞る状態)が起こります。
    その結果、肝臓・腎臓・肺などの重要な臓器がうまく機能しなくなります。具体的な症状としては、呼吸が苦しそうな咳、運動を嫌がる、体重が減る、貧血、腹水がたまる、失神するなどが見られることがあります。

  • 急性症の場合

    フィラリア症が急性で発症した場合、「大静脈症候群」と呼ばれる重篤な状態になることがあります。
    この場合、血尿(血色素尿)や呼吸困難、虚脱など、循環機能の異常による激しい症状が現れます。適切な処置を行わずに放置すると、数日以内に命を落とすことも多く、速やかにフィラリア成虫を摘出する手術が必要です。

フィラリア症の予防法

フィラリア症を予防するためには、毎月確実にフィラリア予防薬を使用することがとても重要です。
予防薬は、感染した蚊を介して体内に侵入したフィラリアの幼虫(感染子虫)が血管に入り込む前に駆除する役割を果たします。ただし、予防薬は体内に長くとどまらず、投与後およそ2日ほどで体外へ排出されるため、毎月欠かさずに使用する必要があります。
また、予防の開始時期は感染が始まる約1か月後(目安として5月)から、感染が終息する1か月後(目安として12月)まで継続して投与することが推奨されています。
予防薬には、飲み薬(錠剤やチュアブルタイプ)や、皮膚に滴下するスポットタイプがあります。製品によっては、お腹の寄生虫やノミの駆除も同時に行えるものもあります。
フィラリアに感染している状態で予防薬を投与してしまうと、感染していたフィラリアが一気に駆除されることで血管につまってしまい、最悪の場合、突然死してしまうこともあります。
使用する際は、必ず獣医師にご相談ください。

ノミ・マダニ予防

ノミ・マダニに寄生されると

ノミやマダニは、皮膚炎やかゆみを引き起こすだけでなく、さまざまな健康被害の原因となることがあります。さらに、ノミやマダニが媒介する感染症にかかるリスクもあり、中には人にも感染する病気が含まれるため、しっかりとした予防がとても大切です。

※注意ポイント
ワンちゃんの顔に黒いほくろのようなものができていたら、マダニが寄生している可能性があります。無理にご自宅で取り除こうとすると、皮膚が炎症を起こすことがありますので、見つけた場合は、すぐに病院で処置を受けましょう。

ノミ・マダニに
寄生されないために

ノミやマダニの寄生は、予防薬を定期的に使用することで防ぐことができます。
予防薬には、飲み薬(経口タイプ)や、皮膚に滴下するスポットタイプがあり、それぞれの製品ごとに特徴があります。
ワンちゃん・ネコちゃんに合わせた予防方法を提案いたします。当院のスタッフにお気軽にご相談ください。

定期健康診断

ワンちゃん、ネコちゃんは人の4倍の速さで歳を重ねていきます。定期的な健康診断で病気の早期発見につなげましょう!

検査内容

  • 血液検査
  • 尿検査
  • 糞便検査
  • 心電図検査
  • 超音波検査(腹部、心臓)
  • 眼科検査

検査料金

  • 一般血液検査:腎臓・肝臓・コレステロール等17項目・血球検査 12,320円(税抜)~

    まだまだ若い5歳以下のワンちゃん・ネコちゃんに!年に1度の健康チェックという方へ

  • 犬:fT4・TSH
    猫:T4
    11,000円(税抜)~
    5,500円(税抜)~

    歳をとってきたかな?最近後ろ足が弱くなってきた…、たくさん食べるのに痩せてしまう…等少し気になる方へ

  • 血球検査 1,100円(税込)~
  • 腎臓マーカー 5,500円(税込)~
  • 心臓マーカー 5,500円(税込)~
  • 糞便検査 1,650円(税込)~
  • 尿検査 1,650円(税込)~
  • 超音波検査:腹部(1か所)
    超音波検査:心臓
    7,150円(税込)~
    7,150円(税込)~
  • 眼科検査 1,100円(税込)~

※上記の金額は目安となります。
※5歳以下は年に1回、5歳以上は年に2回の健康診断をお勧めしています。ご希望の方は、スタッフまでお気軽にご相談ください。

お口の健診

ワンちゃんやネコちゃんにとっても、歯のケアはとても大切です。歯石がたまると、歯周病をはじめとするさまざまな病気を引き起こし、健康寿命に影響を与える可能性があります。
歯石は細菌のかたまりです。そのまま放置すると、唾液と一緒に細菌が体内に入り込み、全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。
大切な子がいつまでも元気で過ごせるよう、日頃から歯のケアを心がけましょう。

こんなワンちゃん、
ネコちゃんは要注意!

  • とにかく口が臭い
  • チラッと見える歯が茶色い
  • 今まで一度も歯をチェックしたことがない

歯石除去の流れ

  1. Flow01前日の夜8時までに、ごはんを済ませてください。

  2. Flow02絶食・絶水で朝10時までに来院してください。

  3. Flow03処置前に血液検査を行います。(麻酔がかけられるかチェックします)

  4. Flow04血液検査で問題がなければ、昼の時間帯に歯石除去の処置を行います。その際、グラグラしている歯や、歯根ダメージが強い歯が見つかった場合は、あわせて抜歯を行います。

  5. Flow05完全に目が覚める夕方5時以降のお帰りです。

歯石除去の様子

  1. スケーラーで歯石を除去

  2. 2種の研磨剤でツルツルに磨きます。

歯石除去の効果と費用

  1. 処置前

  2. 処置後

歯石除去は日帰りで対応可能です。麻酔管理下での処置となります。
ご希望の方は、お気軽にスタッフまでお声がけください。

  • 歯石除去料金(麻酔料込) ¥25,300~(税込)

    事前検査料金は含まれていません。抜歯や口腔内縫合などの処置があった場合は別途料金が追加になります。